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ベアーズコーポレーション独立五人目は、「ふくの鳥麹町店」の明神司さん。
サラリーマンからの転身を経て2012年9月に独立。
58歳で独立をされた明神さんの熱い想いを伺いました。

(インタビュー:グレートマウンテン)
ページ:| 独立制度TOP

51歳、サラリーマンからの転身

■一風変わった経緯で独立されたと聞きましたが・・

はい。

現在58歳。それまで飲食業の経験はまったくなかった51歳のサラリーマンが、会社を辞めて転職いたしました。

人生の終盤にもうひと盛り上がり、自分のやりたかったことをやってみよう、人生懸けてみようじゃないか、という想いで、「えい!」と飛び込みました。

息子がずっと飲食をやっていることもあって飲食業には興味があり、「いつか自分の店を持てたらいいなあ」と漠然と考えていました。

そんなとき四谷の街を歩いていると「独立制度」の文字が目に飛び込んできました。ふくの鳥の看板でした。すぐその場で電話をかけて、年齢制限があるのか聞いてみました。電話の向こうは当時の四谷店の店長さんだったと思います。「だいたい35歳くらいまでですね」という返事でした。やっぱりそうだよなぁ、と思いながら電話を切ろうとしたら、「ちょっと待ってください、社長に問い合わせてみます」と言ってくださいました。

その後すぐに電話をいただき、一度会ってみましょうか、ということで、面接を受けることになりました。

■ドラマチックですね。それでは当初はご苦労も多かったことと思いますが。

それはもう、大変でした(笑)

なにしろ経験がない上に、感覚に依る部分の大きい仕事です。厨房にしても接客にしても、知識やマニュアルだけではどうにもなりません。とにかく毎日経験を積み重ねていくしかありません。

しかしそんな中でもくじけなかったのは「若い人には負けない」という執念です。何しろ後がありません。負けたらそれで終わりですから、「あんな年寄り役に立たないよ」という陰口だけは絶対言われないようにがんばりました。